2年目に突入、続々と新作が出ているパリの空の下にて。
タルト・シトルイユ380円→1周年記念価格280円でした。
かぼちゃ=ポティロンかと思っていましたが、シトルイユ Citrouilleという種類もあるのですね。パリではこの名前なのですか。
北海道のかぼちゃを使ったパイとのことで、またまたこれもよく日本の物産展でも並んでいそうですが、パリでもハロウィーンの頃には作られるとはちょっと意外です。
やはりアメリカンやジャパニーズのかぼちゃパイとは違いました!
このお店の色のような美しい黄色いクリームはホクホク感はなく、かぼちゃの美味しさは確実に感じられながら滑らかで上品な仕上がりです。
上にのせられた生クリームはサヴァランの時と同じ?甘みのない泡立てたもので、薄いパイタイプのタルト生地と共にとても良い脇役を演じていました。
ぎりぎりのところまで洗練された日本のかぼちゃ、こんなお菓子になるとは数奇な運命ですね。
バルケット・マロン
モンブランも良かったですが、やはりこちらの方が、らしいです。
追記
これまでパートブリゼのタルトのことなどをこれは「タルトじゃなくてパイだ」とか言っていましたが、フランス語では生地は何であれ皿型生地に入ったのはみなタルトなのですね。
一方日本語ではタルトというとパートシュクレを使ったもので、パイの方は形は何でも(皿型でもアリュメットでも)折生地のパートフォユテやパートブリゼ、あるいはパートフォンセなどの生地でできたものを言うように思います。
英語だともう、丸ければなんでもパイというのかもで、イギリスのシェパードパイはマッシュポテトと挽肉を丸いお皿で焼いたもので生地なんかどこにもありません。(フィッシャーマンズパイという、魚バージョンもあり)でも、一応英語でもフランス語と同じものを指す「タートtart」という言葉はあるようです。
イギリスではビスケットにジャムを載せたお菓子のことを「ターツtarts」と呼んでいました。。。