パリの空の下にて。
ついに?モンブラン登場とのことで、とても楽しみに買いに行きました。、
モンブラン560円
細く絞られたパテ・ド・マロンがたっぷりうずたかく積みあがり、雪をかぶって。
栗の味と甘さがちょうど良い感じのパテは、硬さも滑らかで食べやすく、繊細な味わいでした。
栗のコクはありながら、重さは少しも感じさせません。
中のクリームはミルキーで甘みがなく、パテの甘さを引き立てるようでした。
ベースは、歯ごたえのある焼き栗のような栗が入った硬めの生地で、こちらも甘さは感じることなく素朴な感じで、こんな土台のモンブランは初めてでびっくりでした。
洗練された味わいのパテとはまったく違う方向で栗を楽しめ、美しい姿と同時に荒々しい山の険しさを表わしているのでしょうか。
とても意外性がありましたが、上の部分と対照的で一緒に食べるとちょうど良く、結局甘い部分はパテのみになりますが、そのおいしさが存分に味わえる仕組みになっているようでした。
とても印象的なモンブランで、午前中に食べ終えてからも一日中思い出してしまいました。
(パルフェ・タムールの時も食べ終わるまでの期間、食べていない時もずっと頭から離れなかったのでしたが、あちらはたくさん食べたせいもあるかと思っていました。)
フランス菓子としてのこのモンブラン、食べてみていただきたいと思う方がたくさんいらっしゃいます・・・