世田谷上馬のパリの空の下にて。
かつてシェフがパリのお店(*1)で、大統領官邸からの注文で作っていらした1点物のアントルメにちなんで、「エリゼ宮(Pour Élysée)」と名付けられた注文制のアントルメ(*2)の1つです。
これは夢のような企画だとは思いましたが、自分にはいくらなんでもこのお菓子はパスだと思いました。
これまでシュー生地でおいしいと思ったことはほとんど無く、好きなお店だけに好みでなかったら残念なので。
でも、たまたま家族のバースデーに、本人が好みそうなので予約させていただき、今日いよいよ頂きました。
パリ・ブレストParis-Brest
表面にはローストしたアーモンド粒がたっぷりとのっています。
クリームはクレーム・オ・ブールにマルコナ産アーモンドのペーストをあわせた物に、お砂糖を煮詰めたアメのようなヌガティーヌを砕いたものが混ざっています。
豊かなアーモンドの風味の口どけの良いクリームに、カリカリとした食感のアメがアクセントになり素晴らしかったです。
でもそれにも増して、この生地が!驚くほど好みでした。
新鮮でしっかりとしていながらも硬過ぎず、タマゴが沢山入っているらしく黄色くしっとりした味わいのある生地で、中のほうはふんわりとすらしていました。
もちろん香ばしいクリームとも相性はぴったりで、こんなパリブレストとは予想がつきませんでした。
クロワッサン、パイ生地に続いて、まさかのシュー生地。
このお店に限ってはことごとく苦手なものの看板を下ろさなければならないようですね。
(*1)日本にも以前出店していたジュラール・ミュロ。今回のパリブレストもエリゼ宮におさめられたそうです。
(*2)お値段は、人件費、材料の仕入れが専用となるので、1万円~
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パリブレストを持ってツール・de・世田谷
明大前から歩いてお店に。
上馬から世田谷通りから桜小のところを南下して、第一地点の用賀にて、家族その1に一切れ、私も一切れ。
用賀から歩こうかと思ったけれど、暗くなってきたので環八あたりでバスに飛び乗り、成城学園でのり継ぎ第二地点の千歳烏山に。(成城のバス停前のアンジェリーナは違うお店になってしまってた!)
散らかった部屋で家族その2に一切れ、私も一切れ。
京王線にて帰宅。
家族その3と4と共にまた一切れ(笑)。
全員一緒には食べられなかったけれど、同じ日にみんなで同じ、とびきり美味しいお菓子を食べられて良かった。(まあ、また私が一番喜んだのですが)