一昨年、浦和にオープン以来、あっという間に人気のお店となったアカシエ。
その興野シェフの初のデセールとあって、大いに興味のある方は多いのではないかと思います。
もちろん自分も食べることが出来て良かったです!
例年、朝早くから並ばなければならないかと思っていましたが、今年は平日は意外と空いているようで、今回は午後の部は3時過ぎに行ってもまだ大丈夫でした。
今回初めてシェフのお話も伺え、ますます楽しみなお店になりました。
ラ・タンタシオン・ドゥ・パルファン 1260円
ピスタチオの泡のソースに囲まれて、トンカ豆のシロップに浸したブリオッシュ生地の上に、ごく柔らかいトンカ豆の風味のブラマンジェ。
カリカリのヌガーにバルサミコ入りのグリオットソルベ。
アマレット酒を使ったグリオットチェリーのソースもたっぷりと添えられていました。
ケーキとしてしっかりとまとめるのとはまた違った、覚えきれないほどのとても色々な食感、材料などの要素が盛り込まれた一皿でした。
トンカ豆 アマレット酒
トンカ豆は最近時々お菓子に使われているのを見ますが、アマレットにも似た感じのとても高貴な感じの香りがしました。
本来1回に1皿じっくり味わうべきと思いましたが、誘惑に負け追加してしまいました。
タルト・シトロン・モデルヌ 1260円
こちらは、すでに完成している、グラスデザートの
「タルト・シトロン・モデルヌ」とほぼ同じ内容ながら、もちろんアシェット・デセールならではの部分もあり、シトロンのクリームもより柔らかく繊細に仕上げてあるとのことでした。
このクリームはグラスと同じく、バターではなくホワイトチョコレートを使って固めてあるそうで、酸味だけでなく、下のシトロン風味のミルクジャムと共に甘さも楽しめました。
メレンゲのようなのは、シトロンのジュレをホイップしたもので、かなり酸味が効いていて良いアクセントになっていました。
タルト生地の要素としてのシュトロイゼルは、グラスと同じく軽くサクサク、普通のタルトよりも食べやすい形でとても美味しかったです。
アイスクリームには蜂蜜のリキュールが使ってあるとのことで、味見させていただいたら、意外とあっさりながらもハチミツの後味が印象的なお酒でした。
グラスデザートのタルト・シトロンにも大いに感動したものですが、こちらはまた少し違った形で楽しめ(アイスもついていますし)、タルト・シトロン好きにはたまらない一皿でした。