今週もパリの空の下のギャレットをお願いしましたが(3回目になります)、先日の土曜日から始まったギャレット・デ・ロワ・プロヴァンサルも楽しみにしていました。
ドライフルーツ、ナッツ、あられ糖がふんだんに飾られ、南国の花畑が思い起こされます。
一切れ目の一口でフェーブが当たり、やっと生まれて初めて本当に当てた(丸1個食べれば当たるのは当然ですから)こととなり、ものすごく嬉しかったです。
La Four à Pain パンのかまど?です。
生地にはオレンジの皮のコンフィが沢山入っていて、上に塗られた甘酸っぱいフランス産杏子のコンフィチュールと共にアクセントになっていました。
この生地が、普段のブリオッシュに輪をかけて、パンとは思えないほどしっとりきめ細かく軽く、飾られたフルーツの豪華さにも増して印象的でした。
ブリオッシュのギャレットは、以前フィユタージュが苦手なのでエルメのサティネのものが出た時に食べたことがあり、その時の印象からもやはり地方の亜流的なものかと思っていましたが、今回は本家のフィユタージュのギャレットに勝るとも劣らない立派なものだと見直しました。
とはいえ、やはりこちらも!
シンプルな材料でのこの技にはまったく感嘆するばかりですね。
こちらのフィユタージュを知ってから他のお店のを食べてみてもやはり以前と同じくあまり美味しいとは思えないのですが、バラバラになりすぎず一体感がある感じなのが素晴らしい点の1つだと思います。