まだかなーと待っていた、世田谷、パリの空の下の「季節のアントルメ」が出たので早速予約しました。
マドラスMadras5600円
詳しい仕様はシェフのブログに載っていましたが、まずはミルキーなココナツのムースがたっぷりと楽しめました。
最初はちょっと甘すぎかなと思いましたが、上にのった極上のパイナップルの甘酸っぱさ、中のスパイスでカラメリゼされた「チャツネ」のほろ苦さ、そしてジュレになったライチの上品な酸味もかなり主張していました。
とどめはこれでもかというほどココナツ感いっぱいのベースのダクワース生地で、やはり主役はココナツかと。
全体にとてもバランスが良く、完成度の高さを感じるアントルメでした。
周りの緑のものはバナナの葉とのことで、夏のアントルメといってもさっぱり爽やか系ではなく、夏という季節そのもののような、濃厚でちょっとけだるく、情熱的な印象でした。
これまでのこちらのアントルメは、比較的素材そのものの美味しさが味わえた感じでしたが、今回は特に複雑な風味付けや組み合わせの技を見た気がしました。
それもそのはず、これはパリの権威ある雑誌にも載り、評判になったものとのことです。
日本の情報では一般に知られていないこともまだまだあるのですね~